Xmas会2025

テーマは「EXPO2025」

EXPOに始まり、EXPOで終わった2025年。今年は新年早々からEXPO外出の準備をスタートさせました。“希望者全員がEXPOに行く!” そして、「いのち輝く未来社会のデザイン」というEXPOのテーマに対して、“その未来社会に私たちの存在を示す”という目標を立て、のべ300人の利用者さん、スタッフが少人数グループに分かれ、EXPOに毎日のように参加しました。

そこで今年のクリスマス会は、4つの生活介護施設がそれぞれにパビリオンを作って皆で楽しもうという試み。会場の西成区民ホールの舞台からは、大きな“サンタ太陽の塔”が皆を出迎えます。それぞれに手の込んだ造作物から“よくぞ作った”という皆の熱気が伝わります。

またメラニー・ザクシンガードイツ総領事が参加。ドイツボランティアを始め、1年の活動を労う挨拶をいただきました。毎年のように交流を続ける私たち。この関係を大切にしたいです。

皆さんの2025年はいかがでしたか?(Z)

車いすダンス発表会2025

今年も西成区民ホールで開催された車いすダンスの発表会。各施設の応援、声掛けもあり、たいへん盛り上がりました。

特に、今年度から新しい講師の西山由加さん(ジャズダンス)をお迎えしての記念すべき1回目の発表会です。テーマは「四季」。それぞれの季節に相応しい選曲で、ダンスの見せ方にもさまざまな工夫がありました。

西山先生の指導が年度途中でしたが、来年度は1年のフル活動。どんなダンスが見られるのか、今から楽しみです。(Z)

リフト3台設置しました!(前田和子基金 中央共同募金会)

 デーセンター夢飛行に新しいリフト3台が設置されました!リフトを導入して10年超が経過し、リモコンの断線やバッテリーの劣化が目立っていました。

この度、前田和子基金様(中央共同募金会による助成)より助成金197万円をいただき、新型機種を導入することができました!
重症心身障害者の方々の支援において、移動時のサポートは課題です。私たちの施設では1日を車イス上で過ごすのではなく、床に降りて、活動を行います。このため入浴やトイレへの移動時、スタッフへの腰への負担は常に課題となっています。

新型機種となって動作もスムーズ。スタッフも安心して移動の支援が可能となりました。この度は助成決定をいただきありがとうございました。「前田和子基金 重症児等その家族に対する支援活動応援助成」に寄付をいただいた皆様に感謝いたします。大切に使わせていただきます!!(Z)

インカーブ×ゆうのゆう 短期トレード研修発表会

アート活動を展開する生活介護施設「インカーブ」さんとの合同研修発表会を開催しました。スタッフを1週間、互いにトレードして、何を学んだのか、今後自身の活動にどう生かすのか、他のスタッフの目前で発表しようというものです。

日々の生活行為の支援が主となる私たちと、アート活動の支援が主となるインカーブさんとでは、日常の光景がまったく異なりますが、互いに刺激し合えたようです。最初は緊張した面持ちだった発表者たちも次第に場の雰囲気に溶け込みで行くのがよく分かりました。

さぁ、彼らが今後、この経験をどう日々に落とし込むのか。楽しみであると同時に、他のスタッフにも経験させたいと早くも2回目のトレードを頭にイメージしています。(Z)

これまた、がんばれっ!!

フランス出身の元ワーホリ、サシャ君がお母様を伴っての再訪です。

8月中旬、活動を終えた後、来日したお母様と日本旅行。直島や宮島、四国を旅し、これからしばらくコスタリカを旅行してフランスへ帰国予定だとか。その後、障害者教育に携わりたいと受験予定!ここでの活動が彼に影響を与えたこと、責任を感じると共に誇りにも思います。合格の報せを待っています!(Z)

がんばれっ!!

元韓国人ワーホリのジュソン君=写真左 が遊びに来てくれました。彼が私たちの活動に参加したのはもう15年も前の話。その後、神戸大に留学。福祉を学び続け、今秋から韓国の母校の大学で教鞭をとることとなりました。

ちょっとお腹のぜい肉が気になる年齢ですが、語り口は15年前と変わりありません。彼であれば、祖国の若者たちをしっかりと教育してくれることでしょう。がんばれっ!ジュソン!(Z)

佳境の大阪・関西万博

4月の開幕から楽しんできたEXPOも10月13日で閉幕です。利用者さんの外出も既に2巡目となりました。猛暑をできるだけ避け、夕方からのスタートを心がけています。

また「あそこのパビリオンがよかった」という感想にとどまらず、「いのち輝く未来社会のデザイン」というEXPOのテーマに沿った外出をと2巡目からはパビリオンのスタッフとの交流を掲げ、その国の言語で名前を書いてもらったり、記念写真をお願いするなど、短時間であっても世界の人々に重い障害を持った方々とその支援者の存在を印象づけようと試みています。(Z)

またね!

デーセンター音・onのドイツボランティア・エリザベート=写真中央、黒Tシャツが昨年9月からの1年の活動を終えました。8月22日、送別会がありました。

若い彼らにとって異国の日本で1年という時間、そして重い障害をもった利用者さんやスタッフと過ごした時間は、何ものにも代え難い経験となったはずです。何を感じたでしょうか。何をドイツに持ち帰るのでしょうか。

将来は障害者福祉に関わりたいというエリザベート。5年後、10年後、成長した彼女に会えることを楽しみにしています…。(Z)

最後のフランス料理

ワーキングホリデースタッフ、サシャ君が7ケ月の活動を終えました。母国・フランスでは、キャンプ場で子供たちを対象とした指導員の仕事をしていたこともあって、よく気がつき、スタッフからその働きぶりが大好評でした。

この日の昼食メニューはサンドイッチといちぢくの赤ワイン煮。キッチンに立ちっぱなしで作ってくれました。

帰国後は支援学校の教員となるための試験に挑戦するというサシャ君。フランスの障害者の方々のためにがんばってほしいです。(Z)

8年ぶり、5年ぶり

世間はお盆休み。けれど、ドイツは関係ないのでは?否、夏休みということで、元ドイツボランティアたちの久しぶりの訪問が続きます。

デーセンター機関車では2017年9月から1年間活動したニューシャが友人と日本旅行で来日。突然、訪問してくれました!8年ぶりの再会です。

またデーセンター音・onにはマヌエラが=写真。彼女は2020年のボランティア。今、支援学校の先生を目指しているとのこと。小豆島観光を終えて来てくれました。こちらは5年ぶり。

ニューシャと同時期に活動したベラ君は今、万博のドイツパビリオンで仕事をしており、私たちのグループ外出を現地でサポートしてくれています。

こうした関係が続くことは嬉しい限りです。青春時代の1年という時間が確実に彼らの中に刻まれている証拠。そこには、最近世間をにぎわす“オーバーツーリズム”とは全く異なる世界が広がっています。(Z)